コンサドーレ札幌の石崎信弘監督(50)が自らを「わし」と言うことにちなんだグッズ販売プランが浮上している。クラブでは昨年12月の監督就任発表以降、「石さんグッズ」の企画開発をスタート。関係者は「石崎監督といえば広島弁の『わし』です。ファンの心に訴えられる面白い新グッズを考えたい」と意気込んでいる。

 検討中なのは目覚まし時計「わしの目覚ましじゃ!」、手のひらサイズの「わしの和紙人形」、キーホルダー型「わしのタワシ」の3商品。指揮官の生声を録音した「わしの目覚ましじゃ!」は設定時刻になると上部の小窓が開き、石崎監督をモチーフにした人形が「朝じゃ!

 起きんかい!」という音声を発する。関係者は「最も監督の個性を形にできるかもしれない」とイチ押し商品としている。

 「わしの和紙人形」はグアムで真っ黒に日焼けした石崎監督を、手のひらサイズの和紙人形で表現する。和紙を使うことで、海外からの観光客も引き込んでしまおうというグローバルな観点から浮上したグッズ。「わしのタワシ」は直径4センチ程度のタワシ付きキーホルダーで石崎監督の顔写真が付く予定。「汚れを落とす=黒星をなくす」がコンセプトで、携帯ストラップなどに応用できる。

 昨季指揮を執った柏でも、石崎監督の料理の腕に着目し、ホーム日立柏サッカー場限定で「石さんレシピ広島風お好み焼き」が販売された。札幌でも指揮官の個性を生かす「3種の神器」という触れ込みでファンの認知を高めようと考えている。