森保ジャパンの浮沈のカギを握るのは、やはり今季好調の背番号15になりそうだ。MF鎌田大地(26)が、カナダ戦でボランチ(守備的MF)で起用された。後半21分に田中に代わり、柴崎の横に入った。本職で、代表での定位置であるトップ下でなく、その後方。クラブでもプレーしており、「自分の中ではうまくできた」と好感触の様子だった。

本来であればボランチは、遠藤と守田のコンビがファーストチョイスだったが、そろって欠場。ドイツ戦に向けても不安が残る。けがの功名? と表現しては、遠藤&守田に失礼かもしれないが、結果としてボランチ起用の選択肢も増えることに。森保監督は「(鎌田が入って)落ち着いて、まわりがスムーズに動くようになった。所属クラブでやっていることをそのまま生かす選択肢もできた」と評価した。

チームメートからの信頼も厚い。10番の南野は「(鎌田)大地の長所をチームとしてどう出せるか、が(チームが)上にいくためのカギになる。攻撃に上がってくるのもうまいしやりやすい」と歓迎した。歓迎するのも当然といえば、当然か。鎌田が1列下がれば、空いたトップ下は、南野の主戦場。久保を据える選択肢も出てきそうだ。

ここに来て、ボランチ鎌田という新オプションを手にしたことは大きい。ドイツ戦に向けても、「勝ち点1以上」と頼もしい。最も頼れる鎌田をどこで使うのか-。起用法が本大会でも鍵になる。【岡崎悠利】