日本代表の森保一監督(54)が決勝トーナメント(T)1回戦でぶつかるクロアチア代表について「日本人のメンタリティーと似ている」と粘り強さを警戒した。クロアチアは自身がコーチとして参加した18年ワールドカップ(W杯)ロシア大会で準優勝。決勝Tは3試合連続で延長戦を戦い決勝に進んでいる。スペイン戦翌日の2日に取材対応し、「これまでのチーム作りでも、クロアチアが見せてくれた戦いは参考にしている部分はある」と敬意を示した。

今大会のクロアチアは1勝2分けでF組を手堅く2位で突破。過去のW杯では日本の1分け1敗だ。そんな相手と、史上初のベスト8をかけて戦う。ドイツ、スペインとそれぞれ後半にたたみかけて逆転し、戦い方の軸は見えている。指揮官は「4バックか3バックか。そこはしっかり考えたい」と、残された短い時間で熟考する構えだ。2日は完全オフで選手にパワーを充電させた。「雰囲気はすごく落ち着いている。新しい挑戦ができることで明るくなっている」。ここからもう1段、ギアを上げる。