ザルツブルクMF南野拓実が鮮烈に復活をアピールした。右膝靱帯(じんたい)の負傷で戦列を離れてから2カ月。公式戦復帰後2試合目で体を張ったプレーからダメ押し点を演出した。

 交代でピッチに送り込まれてからわずか2分だった。こぼれ球を拾った相手DFを追いかけ、そのバックパスを受けたGKに素早く体を寄せる。右足でボールをもぎ取ると素早く体勢を変え、走り込むFWダブルに横パス。しっかり決めたエースに飛びつき、喜びを爆発させた。

 6月から指揮を執るローゼ監督は試合内容を「強い意志を持って攻め込むことができた。守備が緩んだところで布陣を変更し、勝利を決定づけた」と評価した。14日の国内リーグ戦で復帰したばかりだが、早くも効果的なプレーで存在感を示した南野の印象は強かったはずだ。