10日にホッフェンハイムに2-4で敗れた落としたマインツはファンとの間の問題が大きくなっている。12日の独紙ビルトは以下のように報じた。

 試合後、敵地に駆け付けていたファンからは「ユルゲン、ユルゲン」とユルゲン・クロップ時代を懐かしむような声が飛んでいた。これをよく思わなかった選手とサンドロ・シュバルツ監督は、あいさつに向かわずにそのまま控室へと戻った。

 シュバルツ監督は「こんな雰囲気の状態ではうまくいかない。勝ち点8差をつけられて最下位にいるかのようだ」と怒り心頭だ。

 控室に戻った選手、同監督に対してファンは「俺たちがマインツ人だ。お前らは違う!」と追い打ちをかけるような声。同監督は「今、多くの人がネガティブでひどい状態なのには言葉をなくす。マインツはいつでもポジティブで楽観的だった。2部リーグで残留を争っているときでもそうだった。それがなくなってしまった」と嘆く。

 クラブ側はファンへのオフィシャルな手紙で呼びかけている。

 「我々は皆、今の状況に幸せなわけではない。選手もそしてファンの皆さんもそうだろう。我々は今ある全力で残留に向けて戦う。皆さんのために、クラブのために、この町のために。そのためにはサポートが必要だ。特に苦しい時にこそ」

 だが、この呼びかけも多くのファンには届いていない。インターネット上ではこのクラブからのアクションを好意的に受け止めていない書き込みが殺到。

 仲直りにはまだ時間がかかりそうだ。