ガーナ政府は7日、賄賂などの汚職が横行していた疑いが浮上したとして、同国のサッカー協会を解体したと発表した。

 疑惑はガーナの記者と英BBC放送が協力して行ったおとり取材で判明した。国際サッカー連盟(FIFA)理事も務める同協会のニャンタキ会長が、ビジネスマンを装って偽の商談を持ちかけた記者から6万5000ドル(約715万円)を受け取ったという。警察の捜査にも発展している。

 ワールドカップ(W杯)ロシア大会で副審を務める予定だったケニア人審判員が金銭を受け取っていたことも発覚。ケニアの審判協会によると、問題を受けてこの審判はW杯で裁くことはなくなった。