今夏、フランス1部パリサンジェルマンへ移籍した元イタリア代表GKジャンルイジ・ブフォン(40)は、欧州CL決勝で古巣ユベントスとは対戦したくないことを明かしたと、19日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

ブフォンは、欧州CL決勝で01年夏から17シーズン在籍したユベントスとの対戦を望んでいない。「ユベントスとは欧州CL決勝で対戦しなければいいと思う。もし、パリサンジェルマンが勝った場合、元チームメートやファンの涙を見てしまうと、自分の喜びに影響が出てしまう」とコメント。自身にとって初の同大会制覇も、古巣への愛着から素直に喜べないと説明した。「対戦するのであれば、ファイナルの前に当たりたい」とも話した。

初めての海外移籍を果たし、現在はフランス語を勉強している。その背景にはイタリアでプレーしていた時に、イタリア語を勉強しない外国人が気に入らなかったという。「イタリアにいた時、6、7カ月もイタリアでプレーしながら、イタリア語を話そうと努力もしない外国人選手が好きではなかった。だから、ここ(フランス)に来てすぐにフランス語を学ぼうと努力した。習ったことを試合後のミックスゾーンでも試して話すよ」と明かした。

ユベントスから退団を発表した時は年齢から引退する可能性も報じられていたが「5年前より強くなっているように感じる。パリサンジェルマンのファンは、晩年の選手がチームに加入したわけではないことがわかっただろう」とコメント。40歳にしていまだに成長を実感できていると話した。