バルセロナがFWメッシとFWスアレスが劇的ゴールを決め、アウェーでビリャレアルと壮絶な打ち合いとなった試合を2点ビハインドから追いつき、4-4で引き分けに持ち込んだ。

メッシがベンチスタートとなったバルセロナは前半12分、カウンターからFWマルコムが右サイドを突破し、折り返しをMFコウチーニョが右足で流し込んで先制し、同16分にもMFビダルの右からの浮き球をマルコムが頭で押し込んで幸先良く2点のリードを奪った。

しかし、同23分、カウンターからMFチャックエズに決められ前半を2-1で折り返すと、後半5分に右サイドを突破されたFWトコエカンビにそのままペナルティーエリア内に進入され、角度のないところから意表を突かれた右足シュートを決められて同点に追いつかれた。GKテアシュテーゲンはクロスを警戒し、ニアを抜かれたシュートに全く反応できなかった。

バルセロナは同16分にメッシをコウチーニョに替えて投入。しかし、その1分後にMFイボラを勝ち越しゴールを許し、同35分にはカウンターからFWバッカに抜け出され、飛び出したGKテアシュテーゲンもかわされ4点目を喫し2点のリードを奪われた。

しかし、同41分、相手DFゴンサレスが2枚目のイエローカードで退場となって数的優位に立ち、同45分、メッシがゴールほぼ正面23メートルのFKを強烈な左足キックで左ポストに当てながらゴールにねじ込んで1点差に迫り、同ロスタイムにはメッシの左CKがクリアされたこぼれ球を、スアレスがハーフボレーの左足ミドルシュートを鮮やかに決め、土壇場でドローに持ち込んだ。メッシは今季32得点目で、FKでは3試合連続の6得点目。

連勝が6で止まった首位バルセロナは21勝7分け2敗の勝ち点70。ジローナを2-0で下した2位アトレチコ・マドリードとは8差。