バルセロナB(3部リーグ)に所属する東京五輪世代MF安部裕葵(20)が13日、2部B(実質3部)のカルタヘナとの親善試合で、日本人として初めてバルセロナのトップチームで試合に出場した。

代表戦ウイークでメッシら主力選手が欠場する中、1-0後半30分から背番号「22」を背負いピッチに立った。右サイドで出場したが、得意の左サイドでもプレー。短い時間ながらドリブルも披露。試合は2-0で勝利した。

Bチームではデビュー戦から11試合中9試合に出場するなど、主力として活躍する。そのプレーの一端を披露した安部に対し、スペインメディアはこぞって高評価。ムンド・デポルティボ電子版は「バルセロナのユニホームを着た初めての日本人となった。テクニックと突破力で輝きを放った」。スポルト紙電子版は「試合終盤にプレーし、常に集中力を保ち、バルベルデ監督の信頼を得ようとしていた」と紹介した。