ここ最近、バルセロナ監督就任のオファーを受け取ったと報じられているクラブのレジェンド、シャビ・エルナンデス。11日に行われたカタール杯準決勝で、監督を務めるアルサドを決勝に導いた後の記者会見の模様をスペイン紙マルカが12日に報じている。

バルセロナで監督を務めることについては「私の夢がバルセロナを指揮することであるのを隠すことはできない。そのことを、さまざまなインタビューで何度も言ってきたし、みんなが知っている。私はバルセロナのサポーターであり、バルセロナは私の心の中にある。バルセロナを指揮するのは私の夢のひとつだが、今はアルサドに集中している」とその思いを明かした。

スポーツディレクターのエリック・アビダル氏とのミーティングについては「アビダルは私の友人だ。彼とは何度もミーティングを開いているよ。何も変えることはできない。私はバルセロナやバルベルデ、自分の契約に敬意を払っているし、私はここで自分の仕事に取り組んでいる。私は準決勝に集中していたし、今は決勝戦のことを考えている。私はそのこと、そしてアルサドを指揮していることにとても満足している。私はこのクラブに大きな敬意を払っている。それ以上のことを言うことはできない」と返答した。

バルセロナのCEOオスカル・グラウ氏とアビダル氏との会話については「彼らはここに来て、我々は多くのことを話した。またデンベレの様子も確認しに来た。それが全てだよ。申し訳ないが、それ以上の情報を伝えることはできない。私が友人であるアビダルと一緒にいたのは本当だ。それが全てだよ。私はアルサドに集中しているし、バルベルデに敬意を払っている」と答えるにとどめた。

同紙によると、バルセロナはすでに今冬から2シーズン半のオファーを出しているとのこと。しかしシャビがそれを受け入れない場合でも、来季からの2シーズンのオファーを維持するという。シャビは12日にオファーを受けるかどうかの答えを出すとみられている。(高橋智行通信員)