レアル・マドリードは今夏、パリ・サンジェルマンに所属するフランス代表FWエムバペ(21)の獲得を計画してきたが、新型コロナウイルスの影響により、20-21シーズン終了後まで獲得プランが延期されるとスペイン紙アスが7日に報じている。

Rマドリードは今後5年を見越した計画の中で、来季のエムバペ獲得を目指してきた。しかし経済面が新型コロナウイルスの打撃を受けていることで、来季終了後まで延期せざるを得なくなっているという。

エムバペにはトゥヘル監督との確執(交代させられるたびに不快感を示すなど)やパリの熱狂的サポーターグループとの対立などがあるため、Rマドリードの首脳陣は今夏、獲得の夢がかなうかもしれないと考えていた。しかし新型コロナウイルスの危機により、全ては来年まで持ち越しとなっている。

もっとも、現時点でエムバペは22年6月で切れる契約の延長を行っていない。さらに移籍市場全体が新型コロナウイルスの大きな影響を受け、数カ月前には3億ユーロ(約360億円)と言われていたエムバペの移籍金が来年になると半額にまで下がる可能性がある。今夏の獲得は厳しいかもしれないが、来年の夏には追い風が吹いているかもしれない。

(高橋智行通信員)