イタリアのプロサッカークラブのチームとしての練習再開は、新型コロナウイルスに対処するために政府が定めた医療規則によって18日の段階で延期された。ロイター通信が同日に報じた。

複数のクラブはすでに、個別のトレーニングを続けるか、社会的距離を守って小さなグループに選手を分けて練習することを決めている。

リーグは3月9日から中断。クラブは6月13日に再開することを望んでいるが、安全に試合を行う方法について政府との議論が続いている。

政府側が主張する主な問題点は、選手が陽性と判定された場合、チーム全体が14日間の隔離に入る必要があるということ。一方でクラブは、関与するプレーヤーを隔離することで十分であると主張しているという。

ウディネーゼのテクニカルディレクターであるマリノ氏は、6月13日の再開は現実的でなく、さらに多くのトレーニング時間が必要であると考える。「明日からグループでトレーニングするか、個別にトレーニングできるかもまだわからない。(今の状況で)リーグが6月13日に再開すると、けがのリスクが非常に高くなる」。