バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(32)は今季、2つの偉大な記録に挑むことになるとスペイン紙ムンド・デポルティボが11日に報じた。

1つ目はスペイン1部リーグのピチチ賞(最多得点選手賞)の通算受賞回数。メッシは現在、かつてビルバオで活躍したサラと並び、史上最多6回受賞している。

メッシはこれまで、2009-10シーズンに34得点、2011-12シーズンに50得点、2012-13シーズンに46得点、2016-17シーズンに37得点、2017-18シーズンに34得点、2018-19シーズンに36得点を記録。3シーズン連続で通算6回の得点王に輝いている。

今季は19得点で2位ベンゼマ(レアル・マドリード)に5点差をつけて首位をキープしているため、ピチチ賞の受賞回数で単独トップに立つ可能性が高い。

もう1つは単独クラブでの最多得点記録。これまでバルセロナで公式戦通算627得点を記録している。現在の同最多得点記録保持者はペレ。サントスで通算643得点を挙げた。

メッシとペレの差はわずか16得点。メッシはリーグ戦11試合の他、欧州チャンピオンズリーグ(CL)も残されているため、今季中の新記録樹立の可能性も出ている。

また、アルゼンチン代表での得点も含めると、プロキャリアでの公式戦通算697得点(バルセロナ627得点、アルゼンチン代表70得点)となる。一方、ペレは757得点(サントス643得点、ニューヨーク・コスモス37得点、ブラジル代表77得点)となっている。

バルセロナは13日のマジョルカ戦で、新型コロナウイルスの影響で中断していたスペイン1部リーグを再開する。(高橋智行通信員)