バルセロナのロナルド・クーマン新監督(57)がウルグアイ代表FWルイス・スアレス、チリ代表MFアルトゥーロ・ビダルに続き、クロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチ(32)とフランス代表DFサミュエル・ウムティティ(26)にも戦力外通告をしたと、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が24日に報じている。

これにより両選手は移籍先を探さなければいけない状況であることを理解しているものの、同紙はそのオペレーションが困難を伴うと推測している。

その理由として、契約が2023年6月30日まで残るラキティッチについては古巣のセビリアが興味を寄せているが、移籍金を支払うつもりがなく、契約が来年6月30日までのウムティティは現在リハビリ中で、クラブに何のオファーも届いていないことが挙げられている。

一方、戦力外と見られていたMFブスケツとDFセルジ・ロベルトについて、クーマンは戦力外を告げる電話をしていないため、現時点では新シーズンもバルセロナでプレーを継続する予定だとムンド・デポルティボ紙は伝えている。

チームは30日にPCR検査を実施した後、20-21シーズンの準備を開始する予定になっている。(高橋智行通信員)