ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(20)の移籍金が、来夏より7500万ユーロ(約93億7500万円)に固定される予定だとスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が10日に報じた。

同紙はジャーナリストのオリオール・ドメネク氏がスペインのテレビ局「Esports3」の番組で語った情報を引用し、この金額を伝えている。

ハーランドは昨季大ブレークし、現在、多くのビッグクラブに獲得を望まれるFWのひとりになっている。そのため移籍金は法外なものになると考えられていた。しかしハーランドの代理人ミノ・ライオラ氏はドルトムントとハーランドの契約が2シーズン目を終えた時点で、移籍金が固定される契約を結んでいるとのこと。これはライオラ氏が代理人を務めるオランダ代表DFマタイス・デリフト(21)がアヤックスからユベントスに移籍する際に結んだ契約内容と同様のものであるという。

しかし7500万ユーロというのは移籍金のみの金額であり、これにライオラ氏への移籍手数料や、ハーランドがドルトムントに入団した際に発生したハーランドの父親への手数料が別に追加される可能性があるとのこと。

ハーランドについてはこれまで獲得を狙っているクラブとして、レアル・マドリードやバルセロナ、マンチェスター・シティー、マンチェスター・ユナイテッド、ユベントス、パリ・サンジェルマンなどの名前が挙がっている。(高橋智行通信員)