アーセナルのMFメスト・エジル(32)の代理人は、同選手がクラブを退団することを認めた上で、7〜10日ほどで移籍先が決定する予定だと話したと、6日付英紙ミラー電子版が報じた。

アルテタ監督の下で試合から遠ざかっており、7年間の在籍に終止符を打つことになる。トルコ1部フェネルバフチェに3年契約で移籍するという報道もあるが、代理人は「いかなるクラブとも契約をしていない」とこれを否定した。「1月1日まで交渉を始めることが許されていなかった。移籍先の候補を検討していただけだ」と同代理人がESPNの取材に答えた。

エジルは、アーセナルとの契約が切れる今夏にフリーエージェントで移籍する予定だが、交渉次第では今冬の移籍の可能性も残されている。また米MLSのDCユナイテッドも同選手に対して興味を持っているという。

代理人は「夏までアーセナルに残る可能性もあるし、移籍するかもしれない。メストの希望は残ることだが、サッカーの世界では、物事が素早く起こることもある。今は、今夏と今冬の移籍の選択肢を検討している段階だ」と続けた。

アーセナルはエジルを放出することを望んでいるが、本人は週給35万ポンド(約5020万円)の報酬を捨ててまで移籍を急ぐことはしないだろうとミラー紙は伝えた。(A・アウグスティニャク通信員)