ギリシャ1部の強豪PAOKがMF香川真司(31)を獲得したと27日、発表した。香川はスペイン2部サラゴサを退団し、所属先がなかった。

公式ツイッターは、ギリシャ語ではなく、しっかりと日本語で「香川真司がここにいる。真司、PAOKファミリーへようこそ!」と紹介した。

太鼓の音色とみられる日本風? のBGMとともに、暗闇から背番号23のユニホームを着用した香川が姿をみせる、紹介動画もアップされた。23はドルトムントで長く背負った、海外での香川の象徴ともいえる番号。

PAOKは、ギリシャ北部の港町テッサロニキを本拠地とする同国1部リーグの強豪で今季も上位につけている。

香川はこの冬も復帰オファーのラブコールを送られたセレッソ大阪でプロとなり、ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッドと輝かしいキャリアを歩み、日本代表としてワールドカップ(W杯)にも14年ブラジル大会、18年ロシア大会に、背番号10を背負って出場している。

ベシクタシュ(トルコ)でのプレー経験もあり、ドイツ、英国、トルコ、スペインに続き海外5カ国目。新天地ギリシャでは、パナシナイコスで梶山陽平がプレーするなど、過去に日本人が数人プレーしている。

PAOKは「パオック」「パオク」と読むことが多く、総合スポーツクラブの頭文字を取った呼び名。