アゼルバイジャン・プレミアリーグ(1部)の強豪ネフチと契約を結んだ本田圭佑(34)と、カンボジア・サッカー連盟が事実上の代表監督の契約を更新した。24日、同国連盟が発表した。新たな契約は23年まで。
本田もツイッターで「契約延長を光栄に感じている」とした。
本田は、ワールドカップ(W杯)ロシア大会後の18年8月に、同国のA代表と五輪世代の代表チームを実質的に指揮する代表チームのゼネラルマネジャー(GM)に就任していた。
実際にカンボジア入りしホームゲーム、アジア各国でのアウェーゲームを指揮。A代表を率い、W杯アジア2次予選へと導いた。
その2次予選は、苦戦続きでC組最下位だが、初めての勝ち点を挙げるなど、1歩1歩成長。将来を見すえ、徹底的に細かくパスを回すサッカーをたたき込んでいる。五輪世代の代表チームは、東京五輪出場を逃した。
カンボジア代表はW杯出場経験はない。
本田は、W杯ロシア大会のアジア2次予選では日本代表として、同国と2度対戦。日本がホームで3-0、アウェーでは2-0で勝っている。本田は2戦とも得点を挙げている。
この対戦を契機にカンボジアにつながりを持ち、16年から同国のクラブの経営に参画。現在1部の「ソルティーロ アンコールFC」を実質的に保有し、同時に世界に展開するサッカースクールも開校している。