レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督(48)がスペインリーグ第32節ベティス戦を翌日に控えた23日、記者会見に出席した。

Rマドリードは、わずか2日間で頓挫した欧州スーパーリーグ参加を表明したクラブのひとつだったが、欧州サッカー連盟(UEFA)により、同大会創設プランの首謀者のひとつに見られ、準決勝に進出している今季の欧州チャンピオンズリーグ追放という制裁措置を受ける可能性が浮上した。

このようにチームがUEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長の脅威に晒されていることを記者会見で問われたジダン監督は「我々には欧州チャンピオンズリーグを戦う権利があるので、プレーするつもりだ。それはばかげた問題だよ。私はそのことについて言及するつもりはない。ただ私が言えるのは、欧州CL準決勝を戦うために準備するつもりだということだけだ」と反論。27日に行われるチェルシー戦に向けて何の問題もないことを強調したその後、UEFAの執行委員会がRマドリードに対し、今季の欧州チャンピオンズリーグ追放の制裁措置を取らないという決定を下したことがスペイン各紙に報じられていた。

またジダン監督は多数の故障者を抱える中、ベティス戦に向けたメンバーについて「クロースは入らないが、モドリッチとアザールはメンバー入りする」と説明した。

実際にその後に発表された招集メンバー20人の中にモドリッチとアザールが復帰した一方、セルヒオラモス、メンディ、ルーカス・バスケス、クロースが故障、バルベルデが新型コロナウイルス陽性で招集外になった。(高橋智行通信員)