スペイン紙アス電子版が24日、23日に終了したばかりの欧州選手権1次リーグのベストイレブンを発表した。

同紙は最初のラウンドについて、「主役の中にビッグネームがいる一方、あまり有名ではないが、同じように際立つ活躍を見せた選手たちがいる中で終了した。オランダとイタリアが最も輝いたが、フランスとベルギーもその実力を示した」と総括している。

オランダから最多3選手が選ばれたのに続き、チェコ、イタリア、ベルギーから各2選手、デンマーク、ポルトガルから各1選手が選出されている。

この中で得点ランキングトップに立つポルトガルのクリスティアノ・ロナウドについて、「5得点(PKで3得点)を記録し素晴らしい活躍を見せているストライカーは、国際Aマッチの世界最多得点記録保持者のアリ・ダエイ(イラン)についに追いついた。最終節フランス戦ではポルトガルを窮地から救い、ゴールへの貪欲な姿勢を持ち続けている」と大絶賛した。

ベルギーのケビン・デブルイネについては「初戦を欠場したが、その後の2試合で重要な役割を果たし、第2節デンマーク戦では1得点1アシストを記録してベルギーの様相を完全に変えた。欧州チャンピオンズリーグ決勝での負傷後の期待に見事応えた」と称賛している。

◆欧州選手権・1次リーグのベストイレブン(システム:4-3-3)

GK=トマーシュ・バツリーク(チェコ)

DF=デンゼル・ダンフリース(オランダ)、マタイス・デリフト(オランダ)、アンドレアス・クリステンセン(デンマーク)、レオナルド・スピナッツォーラ(イタリア)

MF=ジョルジニオ・ワイナルドゥム(オランダ)、マヌエル・ロカテリ(イタリア)、ケビン・デブルイネ(ベルギー)

FW=パトリック・シック(チェコ)、ロメル・ルカク(ベルギー)、クリスティアノ・ロナウド(ポルトガル)

(高橋智行通信員)