英ロックバンド・ローリングストーンズのボーカル、ミック・ジャガー(77)がコロナ禍における英国の入国ルールを無視し、7日の欧州選手権準決勝・イングランド-デンマーク戦をウェンブリー競技場で生観戦していた。英デーリーメール電子版が報じた。

ジャガーは6日にフランスから帰国。通常であれば10日間の隔離が必要だが、7日にウェンブリー競技場で目撃されたという。このため最高で1万ポンド(約157万円)の罰金を科せられる可能性がある。それでもデーリーメール電子版は「彼はおそらくその価値があったと考えるだろう」と記し、イングランドが初めて決勝進出を決めた歴史的な一戦を現地観戦したジャガーの気持ちを推測した。

関係者によるとジャガーはレコーディングのためロンドンを訪れたが、イングランド代表の大事な一戦を前にいても立ってもいられず、思わずウェンブリーに駆けつけてしまったという。一応、入国前後に検査を受け、さらに試合後にも念のために検査したが、コロナウイルスへの感染はなかったもようだ。

しかしジャガーがルールを破ったことよりもファンの間で話題となっているのが「ミック・ジャガーののろい」について。ジャガーは10年W杯南アフリカ大会以降、現地観戦した試合でイングランド代表がことごとく敗れ、のろいをかけたのではないかとファンから戦犯扱いされてきた。そんなジンクスも今大会で終了。安心して決勝戦も観戦できるに違いない。