国際サッカー連盟(FIFA)は2日、今年11月30日開幕のFIFAアラブ杯カタール大会のチケットが3日から発売されると発表した。

3日~17日まではVISAカードを所有するファンのための先行販売期間で、この間に申請したファンの中から抽せんでチケット購入者が選ばれる。その後9月28日~10月12日、11月2日~大会終了までの2度に分けて一般販売が行われる。

アラブ杯カタール大会は、22年W杯カタール大会のちょうど1年前に行われるテスト大会で、今回初めてFIFAの主催となった。アラブ諸国16チームが4組に分かれて1次リーグを戦い、各組上位2チームが準々決勝に進出する。

試合はW杯でも使用される6つのスタジアムで行われ、開幕戦カタール-バーレーン戦と決勝戦が行われるアル・バイト・スタジアム、伝統的なアラブのかぶり物をイメージしたアル・トゥーママ・スタジアム、ラス・アブ・アブード・スタジアムの3会場は、今大会で初めてお披露目となる。ラス・アブ・アブード・スタジアムはW杯後に完全に解体され、部品が他の施設等で利用される初のW杯スタジアムだ。

チケット購入者はファンIDという身分証明書をもらうことができ、それを所持することでカタール国内でさまざまなサービスを受けることができるという。

カタールはコロナ禍での20年クラブW杯や、今年6月のアラブ杯予選を成功させてきており、ファンも安心して試合を楽しめそうだ。