パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)がバルセロナから移籍後、うれしい公式戦初ゴールをマークした。

バルセロナ時代にともに戦ったグアルディオラ監督が率いるマンチェスター・シティー(イングランド)を相手に1点リードの後半29分。カウンターから右サイドをドリブルで駆け上がり、ゴール前でフランス代表FWエムバペとワンツー。同FWからヒールパスで帰ってきたボールを左足で緩いカーブをかけてゴール右上へ蹴り込んだ。

公式戦出場4試合目にして生まれた初ゴール。歓喜のメッシはバルセロナ時代からの親友ネイマールとがっちりと抱き合い、「ありがとう」とばかりにエムバペを指さした。メッシは試合後「相手は素晴らしいチーム。初戦でクラブ・ブリュージュと引き分けていたから、今日勝つことは重要だった。得点できてとてもうれしいよ」と話した。

メッシは「MNMトリオ」を形成するネイマール、エムバペとの連係をさらに向上させ、加えて第1節をけがで欠場していたイタリア代表MFベラッティとの相性も良好。中盤でのスムーズなパス交換を何度も見せていた。

メッシは「最近(左膝のけがで)プレーできていなくて、このスタジアムで試合をするのはまだ2度目。チームに順応しているところだから、FW陣がもっと一緒にプレーすれば、より良い関係性ができてくると思う。みんなで成長、向上し、ベストを尽くすことが必要だと思う」と話した。

この日はマンチェスターCがボールを握り、パリSGがカウンターを狙う展開。MNMトリオを中心としたカウンターはさすがの迫力だった。3人は相変わらず攻撃に比重を置き、その分、守備に戻る回数は少なかったが、イタリア代表GKドンナルンマが何度も好セーブを見せる活躍で、マンチェスターCに得点を許さなかった。