スペインリーグ・バルセロナのシャビ監督(43)がエルチェ戦前日、来季に向けて獲得に動いていると報じられるパリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表FWメッシについて、「どんな形であれ、再びバルサに戻れることを願っている」と願望を述べた。

バルセロナは1日、同リーグ第27節でエルチェとアウェーで対戦する。この一戦の前日に記者会見に出席。その模様をスペイン紙マルカが伝えた。

シャビ監督はメッシ復帰の質問を受け、「今はそれについて話す時ではないと思う。レオとはよく話をするが、今はその時期ではない。レオやクラブのためにも、今はそのタイミングではないと思う。それは我々が取り組んでいるテーマではあるが別の話だ。どんな形であれ、レオが再びバルサに戻れることを願っている。ここは彼にとって人生のクラブだからね」と言及した。

またメッシ獲得が現実的かという問いに対しては「それは多くの要因が関係してくる。我々はサラリーキャップ(選手の契約年数に合わせて分割された移籍金や選手年俸などの限度額)に苦しんでいるが、何よりもそれはレオの意思次第だ。彼はここが自分の家であることを分かっている。彼次第となるが、多くの問題がクリアされる必要がある」と率直に答えた。

メッシ復帰をラポルタ会長に要請したかについては「我々はまだ来季について話し合っていない。タイトル獲得に集中している」と否定していた。(高橋智行通信員)