ポルトガル2部オリベイレンセFWカズ(三浦知良、56)が5日、大阪府内で自主トレをスタートした。

初日となったこの日は、午前に軽いランニングをこなし、午後は室内でチューブトレーニングを行った後、4人の練習パートナーや専属トレーナーらと1時間強の時間、軽めのメニューをこなした。

この日は、京都パープルサンガ(当時)やヴィッセル神戸でチームメートで、カズを師と仰ぐINAC神戸の朴康造監督(43)の姿も。チームのオフに合わせて参加した。パスする相手の名前を呼び合いながら行うメニューでは、カズが「『カズさん』と『カンジョさん』がややこしいんだよ」と指摘して笑いが起こるなど、終始和やかな雰囲気で行われた。

今年2月に横浜FCから半年間の期限付き移籍でオリベイレンセへ加入したカズは、全日程を終えて30日に帰国。大阪での自主トレを12日まで行った後は、22年にプレーしたJFL鈴鹿ポイントゲッターズの練習に5日程度参加し、所属元の横浜FCに戻る予定をしている。

自主トレ後に取材に応じたカズは今後について、「何チームか話をくれていて、実際に話をしたチームもある。6月中に決めたい」とコメント。国内か国外かといった質問には「どうですかね。また言える時になったら」と明言しなかったが、「しっかりした目標を持てるところ。サッカー選手ですから、試合に出られること。そこをポイントとしたい」と話した。