プレミアリーグのリバプールは8日、三笘薫も所属するブライトンから、22年ワールドカップ(W杯)カタール大会優勝メンバーのアルゼンチン代表MFアレクシス・マカリスター(24)を獲得したと発表した。

今季5位に終わったリバプールは中盤の強化を補強の最重要ポイントと考えており、マカリスターの獲得がクロップ監督の今夏最初の契約となった。複数欧州メディアによると、契約期間は2028年6月までの5年契約。移籍金は3500万ポンド(約62億4000万円)とみられている。

マカリスターはブライトンの主力として、今季公式戦で12ゴール、3アシストをマーク。プレミアリーグではクラブ初の欧州リーグ出場権獲得に貢献した。

アルゼンチン代表は今月15日に中国・北京でオーストラリアと親善試合を行う。リバプールはその試合に先がけ、マカリスターが代表に合流する前に契約を結びたいと考えていたもようだ。

マカリスターは22年W杯カタール大会でも活躍。1試合を除いたすべての試合で先発出場した。

マカリスターはリバプールの公式サイトで「素晴らしい気分だ。夢がかなった。ここに来られるのは素晴らしいことだし、スタートするのが待ちきれない」

「プレシーズン初日から出場したかったので、(契約手続きの)すべてが終わって良かった。チームメートに会えるのを楽しみにしている」

「W杯優勝、ブライトンで達成したことなど、私にとって素晴らしい年だった。でも今はリバプールのことを考え、より良い選手、より良い人間になれるよう日々努力する時だ」などと話した。

また背番号10を背負うことについては「フットボールで10番がどれくらい重要かは分かっている。また、自分は8番をもらう可能性もあった。ジェラードがつけていた、このクラブにとって大きな番号だ。でも10番を選んだ。何度もつけたことがある番号だから。アルゼンチン時代、ブライトン、U-23アルゼンチン代表でも。とても愛着のある番号だから選んだんだ」と説明した。

リバプールは今季リーグ戦5位に終わり、連続での欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場が6季で途絶えることになった。今夏はチームが大きく生まれ変わるタイミングで、すでにオクスレードチェンバレン、ミルナー、ケイタ、フィルミノの退団が発表されている。

関係者がESPNの取材に語ったところによると、リバプールはウルバーハンプトンのMFマテウス・ヌネス、ニースのMFケフラン・テュラム、ボルシアMGのマヌ・コネにも興味を持っているという。