[ 2014年1月30日10時37分

 紙面から ]<W杯スキー:男子回転>◇28日◇オーストリア・シュラートミング

 アルペンスキーのW杯はソチ冬季五輪代表の佐々木明(ICI石井スポーツ)が合計タイム1分51秒31で24位に入り、五輪前最後の大会で今季初めてW杯得点(30位以内)を獲得した。河野恭介(早大)は1回目53位で、2回目に進めなかった。19歳のヘンリク・クリストファーシェン(ノルウェー)が1分47秒43でW杯初優勝を果たした。

 佐々木は2回目のゴール後に天を仰ぐと、開口一番に「あー、悔しすぎる」と苦しげな声を出した。五輪前最後のレースでW杯得点を奪ったとはいえ、過去に2位を含めトップ10が4度という得意コースでの24位は納得できる結果ではなかった。38番スタートの1回目は荒れたコースで攻めて24位につけた。7番出走の2回目は全盛期を思わせる鋭くしなやかなターンも見せたが、勢いが止まるミスもあって上位には食い込めなかった。