総合4位の二岡康平(24=中電工)が2時間9分15秒のタイムで日本人1位となり、マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)出場権を得た。


また、総合5位で日本人2位の橋本崚(25=GMOアスリーツ)は2時間9分29秒、総合6位で日本人3位の岩田勇治(31=MHPS)も2時間9分30秒のタイムでMGCへ名乗りを上げた。これでMGC出場選手は24人となった。


初マラソンの大六野秀畝(26=旭化成)は30キロ前に失速した。


優勝はヒシャム・ラクーアヒ(29=モロッコ)でタイムは2時間8分36秒。


海外、国内招待選手一覧


マラソングランドチャンピオンシップ出場選手一覧


総合4位、日本人1位でゴールした二岡康平(撮影・梅根麻紀)
総合4位、日本人1位でゴールした二岡康平(撮影・梅根麻紀)
総合4位、日本人1位でゴールした二岡康平はマラソン・グランドチャンピオンシップの出場権を獲得。瀬古利彦氏(右)からチケットを受ける(撮影・梅根麻紀)
総合4位、日本人1位でゴールした二岡康平はマラソン・グランドチャンピオンシップの出場権を獲得。瀬古利彦氏(右)からチケットを受ける(撮影・梅根麻紀)
優勝したヒシャム・ラクーアヒ(撮影・梅根麻紀)
優勝したヒシャム・ラクーアヒ(撮影・梅根麻紀)
総合5位の橋本と総合6位の岩田(左手前)はお互いの健闘を称え合う(撮影・梅根麻紀)
総合5位の橋本と総合6位の岩田(左手前)はお互いの健闘を称え合う(撮影・梅根麻紀)
総合5位、日本人2位でゴールした橋本崚はマラソングランドチャンピオンシップシリーズの出場権を獲得。瀬古利彦氏(右)からチケットを受ける(撮影・梅根麻紀)
総合5位、日本人2位でゴールした橋本崚はマラソングランドチャンピオンシップシリーズの出場権を獲得。瀬古利彦氏(右)からチケットを受ける(撮影・梅根麻紀)
総合5位、日本人2位でゴールした橋本崚はインタビュー中、思わず涙ぐむ(撮影・梅根麻紀)
総合5位、日本人2位でゴールした橋本崚はインタビュー中、思わず涙ぐむ(撮影・梅根麻紀)

◆レース経過◆


◆フィニッシュ ラクーアヒ(モロッコ)が2時間8分36秒のタイムでマラソン初優勝。日本人1位の二岡康平(中電工)、同2位の橋本崚(GMOアスリーツ)、同3位の岩田勇治(MHPS)が2時間9分台でフィニッシュし、MGC出場権を獲得した。


<最終成績>

(1)ラクーアヒ(モロッコ) 2時間8分35秒

(2)ゴダナ(エチオピア) 2時間9分4秒

(3)アダネ(エチオピア) 2時間9分11秒

(4)二岡康平(中電工) 2時間9分15秒

(5)橋本崚(GMOアスリーツ) 2時間9分29秒

(6)岩田勇治(MHPS) 2時間9分30秒

(7)兼実省伍(中国電力) 2時間10分19秒

(8)園田隼(黒崎播磨) 2時間10分39秒

(9)モクゴブ(南アフリカ) 2時間10分42秒

(10)大崎翔也(中電工) 2時間10分48秒


◆41・0キロ 5位集団で岩田が橋本を突き放す


◆40・0キロ 単独トップのラクーアヒが2時間1分47秒で通過。2位ゴダナ。3位集団に二岡、アダネ。5位集団に橋本、岩田。日本人3選手は2時間2分台で通過


◆38・2キロ 橋本、岩田がモクゴブをとらえ5位集団に浮上。単独トップはラクーアヒ。2位ゴダナ。3位集団に二岡、アダネ


◆37・2キロ 日本人単独トップの二岡が3位集団のアダネ(エチオピア)モクゴブ(南アフリカ)をとらえる。橋本が岩田に追いつき6位集団を形成


◆36・1キロ 日本人トップ集団は二岡、岩田。続いて橋本


◆35・4キロ 日本人集団から二岡、岩田が抜け出す。園田は遅れる


◆35・0キロ 単独先頭のラクーアヒが1時間46分30秒で通過。ゴダナ(エチオピア)モクゴブ(南アフリカ)アダネ(エチオピア)が続く。その後ろに二岡、園田、岩田、橋本、兼実、清谷の日本人集団


◆33・5キロ 大六野がストップし、屈伸してから走り出す


◆32・9キロ 海外招待選手4人がペースアップし、先頭集団が7人に。日本人選手は園田、岩田、清谷が追走


◆32・4キロ 大六野は先頭集団から20〜22秒遅れ。表情は苦しそう


◆31・5キロ 先頭集団は14人。ラクーアヒ(モロッコ)ゴダナ(エチオピア)モクゴブ(南アフリカ)アダネ(エチオピア)上門大佑(大塚製薬)園田隼(黒崎播磨)橋本崚(GMOアスリーツ)深津卓也(旭化成)岩田勇治(MHPS)兼実省伍(中国電力)二岡康平(中電工)竹内竜真(日立物流)末上哲平(YKK)清谷匠(中国電力)


◆30・0キロ 先頭集団が1時間31分14秒で通過。先頭付近にモクゴブ(南アフリカ)、ラクーアヒ(モロッコ)、園田隼(黒崎播磨)、兼実省伍(中国電力)


◆29・2キロ 大六野秀畝(旭化成)が遅れ始める


◆28・7キロ 上門が先頭集団に追いつくが、大崎翔也(中電工)が遅れ始める


◆27・5キロ MGC出場権を獲得している上門大佑(大塚製薬)が先頭集団から遅れ始める


◆25・0キロ 荻野皓平(富士通)が棄権


◆25・0キロ 先頭が1時間15分53秒で通過。海外招待選手は5人全員が先頭集団


◆23・6キロ 先頭集団は園田、大六野、上門ら21人


◆中間点 1時間3分49秒で通過


◆20・0キロ 25人前後の先頭集団が1時間30秒で通過


◆17・3キロ 園田、大六野、橋本、岩田、深津、大崎、上門、伊藤らが先頭集団


◆15・0キロ 25人前後の先頭集団が45分16秒で通過。ややペースが上がってきた


◆14・6キロ 荻野皓平(富士通)が先頭集団から遅れ始める


◆13・7キロ 小雨が降りだしてきたもよう


◆11・0キロ 給水地点でMGC出場権を獲得している岡本直己(中国電力)が転倒し、先頭集団から脱落


◆10・0キロ 35人前後の先頭集団が30分21秒で通過


◆6・5キロ 市田孝(旭化成)山本修平(トヨタ自動車)は2時間10分ペースの第2集団


◆6・0キロ 最初の給水地点はトラブルなし。大六野もスペシャルドリンクを手にした


◆5・0キロ 15分ちょうどで通過。先頭集団は海外、国内招待全13選手を含む30〜40人


◆3・0キロ 縦長になり始めた先頭集団が8分57秒で通過


◆1・0キロ 先頭集団が2分57秒で通過。大六野は集団のなかほどに位置


◆スタート地点 正午に号砲。天候は曇り、気温は12・6度、風速1・5メートル