箱根駅伝予選会の結果発表は、関東学生陸上競技連盟の本松貫太幹事長(千葉大4年)が行った。毎年、幹事長が担当し、テレビのものまね番組でネタにされるほど注目度は高い。

本松幹事長は「小さいころからテレビで見ていた舞台だったので、成績を発表させていただくことはうれしい半面、緊張しました。結構、緊張していたかもしれません。中継も入っていたので、前日に音声チェックなど、しっかりリハーサルも行いました」と生中継があった中での大役を振り返った。

1位の明治大学から15位の城西大学までを約6分かけて丁寧に読み上げた。最大の見せ場は、10位校を発表する時。「第10位、国士舘大学、記録10時間45分41秒」を2度繰り返し、「以上の10校が第98回東京箱根間往復大学駅伝競走の出場権を獲得しました」と続けた。「第10位」から「国士舘大学」までの間に2秒34(日刊スポーツ調べ)のタメを作って盛り上げた。

「駿河台大の初出場はすごいなと思いました。大会本部としては風の影響もありましたが、無事に終わることができて良かったです」と幹事長らしく、無事に予選会を終えたことに胸をなで下ろしていた。