男子3000メートル障害の決勝で、テレビクルーが文字通り“障害”となりかけた場面があった。

事が起きたのは、スタートから200メートルほどのトラック内だった。同時進行の女子三段跳び決勝を撮影していたテレビクルーが、走っていた選手たちの前方50メートルほどの地点で、フィールドからトラックに悠然と歩いて出てきた。

幸いトラックを走っていた男子3000メートル障害の選手たちはカメラマンをよけるように走り、接触することはなかったが、危ない場面だった。

SNS上では「なんでカメラマンがトラックにいるんだ」「レース中にトラックにカメラマンがいた よくぶつからなかったもんだ」「カメラマンがぼっ立ちして選手達が避けて通ったんだけどこれ新しい障害?」「マジで恐怖しかない」と接触を心配する声が広がった。

日本でも5月の日本選手権1万メートルで、レース中にテレビクルーがトラックに飛び出し、選手がテレビカメラのケーブルに絡まってバランスを崩したアクシデントがあった。SNSでも「日本選手権のカメラマンも選手妨害して事故った」と、当時の場面を思い出す声があった。