全日本大学女子駅伝が30日、宮城の弘進ゴムアスリートパーク仙台~仙台市役所前市民広場(6区間38・1キロ)で行われる。6年連続6度目出場の札幌国際大は、18年の18位を上回る過去最高順位を狙う。2年連続1区起用が有力なエース大西世那(3年)は「(昨年は)1秒、2秒の差は大きくて、やっぱり全国の差を感じた。少しでも順位もタイムも上げる走りがしたい」と気合を入れた。

今年7月、台湾人留学生の張育禎が加わった。台湾ではハーフマラソンなどで大会出場経験はあるが、駅伝は今大会が人生初。「楽しみだけど、緊張もする。一生懸命頑張りたい」と話す。チームは昨年23位で19年以降20位以内に入っていない。8月の道予選後は起伏の激しい仙台のコースをイメージしながら走り込み、1日で30キロ走ることもあった。矢田目朱音主将(4年)は「集大成として全力で頑張りたい」と意気込んだ。【山崎純一】