名城大が史上初の6連覇を達成した。タイムは2時間3分11秒。これまでの連続優勝は、立命館大の5連覇(11~15年)が最長だったが、えんじ色の最速軍団が新たな歴史を築いた。

名城大は1区(6・6キロ)の1年生・米沢奈々香(1年=宮城・仙台育英)がすぐに先頭に立ち、2位に19秒差をつけて首位で通過した。高校時代を過ごした仙台育英の学校前で、2区(3・9キロ)石松愛朱加(1年=兵庫・須磨学園)にタスキ渡し。石松も2位との差を37秒差に広げ、3区(6・9キロ)山本有真(4年=愛知・光ヶ丘女子)へ「最後なので頑張ってください」という思いでタスキをつないだ。

1年生2人の後を受けた山本は独走状態。10月の栃木国体の成年女子5000メートルで大会新記録を打ち立てた脚力を発揮し、2位との差を1分32秒に広げた。

4区(4・8キロ)谷本七星(2年=広島・舟入)は、昨年の自らの区間記録を23秒更新。15分14秒で、2位との差を2分33秒に広げた。

最長5区(9・2キロ)を任された主将の小林成美(4年)が30分48。昨年と同じ最終区の6区(6・7キロ)を任された増渕祐香(3年=東京・錦城学園)もしっかりつなぎ、6連覇に貢献した。