GMOインターネットグループの3区を務めた大迫傑(31=ナイキ)はレース後に会見に臨み、8年ぶりのニューイヤー駅伝出場での手応えを口にした。

大迫は「11月にマラソンを走ってからの大会だったので個人的にはチャレンジだったけど、良い流れを作ることができた。(参加したことで)間違いなく注目していただいたと思っている。僕だけじゃなく、今回解説してくれた神野大地選手も含めて多くの選手の選択肢になればと思っています」と話した。

首位で通過したSUBARUから41秒差の18位でタスキを受けると、11人抜きの快走を披露した。

「みんなが速い入り方を最初にすると思っていましたが、その中でも省エネを心掛けていた。結果的に前と詰めて(4区の)吉田選手にタスキをつなげたので、良いレースができた。任された最低限の役割はできた」と振り返った。

区間賞を獲得したトヨタ自動車の太田智樹(37分40秒)には及ばなかったが、37分57秒の区間2位だった。

これには「太田選手が素晴らしい走りをしたので称賛したい。僕自身もそういった素晴らしい走りをした選手の中で、しっかりとまとめられたというところは評価していいんじゃないかと思います」と述べた。

昨年11月にニューヨークシティマラソンに出場。駅伝出場に向けてコーチと相談しながらピークを持っていけるよう準備してきた。「どのように走れば最低限の結果を出るかと、自分なりに工夫できて良い経験となった」と語り、23年最初のレースを締めた。

今後の展望についても明かし、「もちろん僕自身個人競技がメインなので、世界大会でしっかり結果を残すために準備したい」と意気込んだ。

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