パリオリンピック(五輪)のマラソン日本代表選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)のコースが9日、都内の会見で発表された。東京五輪のために初実施された第1回に続き、10月15日(日)に開催される。男女とも1位、2位となった選手が、日本代表に内定する。

発表されたコースは国立競技場発着で、約10キロの周回を2周し、折り返し地点が6カ所も設けられた。すでに出場権を得ているゲストで登壇した出場権を得ている鎧坂哲哉(旭化成)はコースの印象に、「先ほどから話にも出ていますが、折り返しが多いことが特徴。カーブの回数も結構多く、銀座は曲がり角もあって、そこで足を使ってしまいそうだなと思います。そういったところを注意しながら走りたいです」と分析した。

19年大会に出場した福士加代子さんもゲストで登場。「私、あんまり折り返しとかあんま好きじゃない人なんで。走ってる面で見ると、折り返しが多いのはちょっと大変ですけど。お互いの表情が見えるというか、追う時も、こいつ落ちたなとか、追いつきそうだなとか、鮮明に見えてしまうとはあるんで」と体験談を披露。表情の探り合いも勝負の展開を左右しそうだ。