21年東京オリンピック(五輪)3000メートル障害7位入賞の順天堂大・三浦龍司(4年)が出場し、3分41秒82で2位に入った。

タイムについて「スロースタート」と繰り返しながらも「3000メートル障害に向けて、スピード持久力などの確認と、課題や収穫を得ることが今回の狙いでした」と淡々と振り返った。

序盤から上位につけたものの、最後は館澤亨次(DeNA)に0・84秒差で振り切られた。昨年は同大会で現日本歴代3位となる3分36秒59を記録。1年前の自分に後れを取るタイムとなったが、これまでの経験が自信となっており「これからが面白いシーズン」と余裕の表情で受け止めた。

今後は5月21日に日産スタジアムで開催される「セイコーゴールデングランプリ陸上2023横浜」で、本職の3000メートル障害に出場する。8月の世界選手権(ブダペスト)へ「予選を突破して、決勝へ進みたい」と燃える男が、自分なりのペースで加速していく。【藤塚大輔】