陸上の第100回関西学生対校選手権の男子ハーフマラソンが14日、大阪市内で行われた。

京都産業大の中村光稀(3年)が1時間7分24秒で優勝した。

集団から飛び出したのは、関学大の守屋和希(4年)だった。約15キロ地点。一気にペースを上げられたが、中村はひとり、守屋にぴたりとついて走った。

約20キロ地点まで並走し、ラスト1キロを切ってからスパート。相手を振り切り、17秒の差をつけてトップでフィニッシュした。

ハーフマラソンは今回が3回目。

「後ろにつくことで楽に走れた。人を使って走る実践ができてよかった」。

2位の守屋は意識していた選手。狙い通りのレースを展開して勝ちきったことは、自信につながった。

卒業後は実業団に入ることが目標だ。優勝の結果にも「まだまだ伸びしろしかないと思ってます」と話した。【竹本穂乃加】