男子110メートル障害で昨夏の世界選手権代表の村竹ラシッド(順大)がアクシデントに襲われ、予選敗退となった。同種目予選に臨み、14秒18(追い風1・7メートル)で5着。レース後は左足を気にするようなしぐさを見せた。

勢いよくスタートを切り、序盤は先頭につけたものの、後半から急失速。残り30メートルほどとなったところからはフォームが崩れ、フィニッシュ後はトラックにしゃがみ込んだ。報道陣の取材に応じることなく、車いすに乗って会場を後にした。

村竹は今年3月にオーストラリアで開催された競技会に出場し、追い風0・3メートルの条件下で13秒25をマーク。今年8月の世界選手権(ブダペスト)の参加標準記録(13秒28)を突破している。