21年東京オリンピック(五輪)3000メートル障害7位入賞の順天堂大・三浦龍司(4年=京都・洛南高)が男子5000メートル決勝に臨み、13分35秒00で5位となった。

序盤から上位につけたものの、集団が縦長となった中盤でなかなか前へ出ることができなかった。4000メートル以降では、高校の2学年後輩の駒大・佐藤圭汰に離された。「レースが動いてから対応できなかったですし、自分の得意であるべきラストが(思ったよりも)こなかったというのは大きな課題が残る」と悔しげに振り返った。

今月8日の金栗記念(熊本)では1500メートルで3分41秒82。昨年の同時期ほどはタイムが伸びず「感覚が悪く、つまずいていた部分があった」という。そこから3週間かけて修正。今大会を「いい走りのきっかけとなるよう、このレースを踏まえて言えるようにしたい」と位置づけた。

5月は14日に関東インカレで5000メートルに出場し、同21日にセイコーゴールデングランプリ(GGP)で本職の3000メートル障害へ臨む予定。「しっかりと本業で自分が納得いくように、結果を出していけるようにしていきたい」と判然とした口調で引き締めた。