男子短距離のサニブラウン・ハキーム(24=東レ)が100メートルに出場し、10秒09(追い風0・3メートル)で4位に入った。

昨夏の世界選手権(米オレゴン州)では日本人として同種目初の決勝に進出したが、今夏の世界選手権(8月19~27日、ブダペスト)の代表には内定していない。出場資格を得るには、今月30日までに参加標準記録(10秒00)を突破するか、8月2日以降に確定する世界ランキングでターゲットナンバー(出場枠の目安)に入る必要がある。

今季のサニブラウンは調子が上がらず、大会前の時点では世界ランキングでも出場圏外となっていたが、今回の結果によりランキングも上昇するとみられる。

女子やり投げで、今月16日に日本新となる67メートル04を記録した北口榛花(25=JAL)は4投目の試技まで60メートルを下回っていたが、5投目で61メートル24をマーク。最終6投目で62メートル52へと記録を伸ばし、優勝を飾った。すでに内定を決めている世界選手権へ、好調を維持している。

5度目の世界選手権代表入りを目指す飯塚翔太(32=ミズノ)は男子200メートルに出場し、20秒80(無風)で総合9位だった。今月3日から欧州を転戦中で、同26日にオーストリア・アイゼンシュタットでの大会で200メートルへの出場を予定している。

女子100メートル障害で、6月の日本選手権(大阪)4位の福部真子(27=日本建設工業)は13秒01(向かい風0・5メートル)で総合10位。同選手権3位の田中佑美(24=富士通)は13秒06で総合11位だった。

男子走り高跳びで、昨夏の世界選手権で日本人史上初の8位入賞した真野友博(26=九電工)は2メートル22で4位だった。