日本記録保持者の泉谷駿介(23=住友電工)がセカンドベストタイとなる13秒06(追い風1・3メートル)で2位に入った。来月19日開幕の世界選手権(ブダペスト)へ弾みをつけた。

昨夏の世界選手権(米オレゴン)王者のG・ホロウェイ(米国)や21年東京オリンピック(五輪)覇者のH・パーチメント(ジャマイカ)らが参戦したレース。泉谷はスタートで飛び出したホロウェイを追い、2番手として後半へ。最終10台目のハードルを越えてからは前傾姿勢でゴールエリアへ駆け込んだ。ホロウェイの13秒01には届かなかったが、世界最高峰のリーグで堂々の走りを見せた。

泉谷は6月の日本選手権で日本新記録となる13秒04をマーク。同30日のダイヤモンドリーグ・ローザンヌ大会では13秒22で初出場初優勝を飾った。世界選手権では日本人勢初の同種目での決勝進出、メダル獲得の期待が高まっている。