松田瑞生(28=ダイハツ)は、前回大会9位の雪辱を果たすことはできなかった。日本人トップの2時間29分15秒で13位でフィニッシュした。

日本人トップの2時間29分15秒。中間地点までは先頭集団を走ったが、徐々に差を広げられた。

悲願の初入賞を逃したが、ゴール直後には喜びと感謝の言葉を重ねた。「たくさんの方に支えてもらってこのスタートラインに立つすばらしさ、うれしさ、そういうものをすごく感じさせていただいた。本当にたくさんの方に応援していただきありがとうございました」と、声を詰まらせながら話した。そして「また諦めずに頑張りたいと思います」と涙を拭った。

「当たり前にしてきたことが今回は当たり前では無かった」。足のケガの影響で、約1カ月間走れていない状態だった。欠場の選択もよぎったが「諦めたくなかった。走る姿を見せたかった」と、2日前に出場を決めた。

入賞には届かなかったが、全力で生きざまを示した。今後については「監督と話して決める」と話すにとどめたが、「あと一発かましたい。ベストコンディションにあわせたい」と復活を誓った。

初出場の加世田梨花(24=ダイハツ)は2時間31分53秒で19位、佐藤早也伽(29=積水化学)は2時間31分57秒で20位だった。