陸上女子のドルーリー朱瑛里(15=津山高1年)が、25日に続いて日本代表として出場した。

女子1500メートル決勝に出場し、4分22秒31を記録。スタートから前に出て単独走を展開し、2位に19秒07もの差をつけて出場3人中1位になった。

「いつもついていって走ることの方が多かったので、ひとりで走るっていうこういう機会があってよかったと思う」。

初めての国際大会。間近でほかの選手の練習を見て刺激を受け、レース後には他国の選手とタオル交換をして交流した。

また、日本チームとして大会に出場するのも初めてで「他の競技もお互いに応援することができて、本当にチームという感じでした」と代表選手としての経験を喜んだ。

ドルーリーは、2~6日に行われた全国高校総体に出場し、同種目4分15秒50で3位に入った。高校1年生としては歴代最高のタイムで、憧れの田中希実が兵庫・西脇工1年時に出した4分15秒55を0秒05更新。「成果をしっかり発揮できた。良かった」としていた。

同大会は、東アジア諸国との青少年スポーツ交流を促進し、相互理解を深めること、各国のジュニア層の競技力向上を図ることを目的に開催されている。

選出方法は、日本は全国高校総体の優勝者。中国・韓国両国も、全国規模の大会の優勝者を中心に選ばれた。ドルーリーは、全国高校総体で留学生を除くトップの成績を残したため、代表入りした。

新型コロナウイルス感染拡大によって中止が続き、今年4年ぶりに開かれた。