8月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)のセミファイナリスト2人が、大会後初レースとなる男子100メートルで準決勝進出を決めた。

男子100メートル代表の柳田大輝(20=東洋大)は予選2組に登場し、10秒33(向かい風1・5メートル)の1着。前半でリードを広げ、中盤以降は流しながらフィニッシュした。その後は男子400メートルリレーで4走も務め、決勝進出に貢献。「周りからはどうせ勝つとみられていると思う」と心境の変化を明かしつつ、「楽しんで走れれば十分」と気負わずに準決勝へ挑む。

同じく世界選手権200メートル代表の鵜澤飛羽(20=筑波大)も100メートル予選に臨み、10秒42(向かい風0・1メートル)の2着で準決勝へ。400メートルリレーでは3走を担い、決勝へ導いた。「刺激が入ったので、明日はしっかり走れると思う。リレーの感触は悪くない」と笑顔で意気込んだ。

日本インカレは14日から4日間の日程で開催。男子100メートル準決勝、決勝、同400メートルリレーは15日に行われる。