24年パリオリンピック(五輪)マラソン代表をかけたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が行われ、男子は小山直城(27=ホンダ)が2時間8分57秒(速報値)で優勝した。2位の赤崎暁(25=九電工)とともに初の五輪代表に内定。「とてもうれしく思っています。いろいろな方に応援していただいたので、良い報告ができてうれしい」とかみしめた。

序盤から先頭を引っ張っていた川内優輝(36=AD損保)を35キロ過ぎでとらえた。39キロ過ぎで一気にスパート。上り坂でも失速せず、後続を突き放した。「残り5キロを切ったあたりから、段々登りが始まる。自分が仕掛けた残り3キロくらいから一気に集団の動きが鈍くなったので、そこで一気にいこうと思った」。40キロ過ぎで2位との差が10秒に開き「いける」と優勝を確信した。

7月2日にはゴールドコーストマラソンで自己ベストとなる2時間7分40秒で優勝。「後半のハーフの落ち込みを少なくして走り切る」との目的も果たし、自信をつけていた。

パリ五輪へは「8位入賞を目指して頑張っていきたい」と力を込めた。

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