24年パリオリンピック(五輪)マラソン代表をかけたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が行われ、赤崎暁(25=九電工)が、2時間9分6秒(速報値)で2位に入り、五輪代表に決まった。

序盤から2位集団を走っていた赤崎は、30キロすぎに同僚の堀尾謙介(27=九電工)らとともに集団の先頭に出て、スタートからトップを独走する川内優輝(36=AD損保)を猛追。25キロすぎには41秒あった差を、33キロ地点で20秒差まで縮め、35キロすぎに7人の集団で追い抜いた。

終盤は優勝した小山直城(27=ホンダ)を追って2位に浮上。最後のトラック勝負では3位の大迫傑(30=ナイキ)の必死の追い上げも、ペースを落とさずにゴールを駆け抜けた。

マラソンは3回目の挑戦で自己ベストも2時間9分1秒のダークホースだった。「過去2回はラストにペースダウンしたので、今回は3カ月の走行距離を300キロから400キロ増やした。最後の坂も練習してきたので、それがよかった。夢がかなってよかった」と、直前調整の成功を、今回の好結果の要因に挙げた。