21年東京オリンピック(五輪)男子マラソン6位入賞の大迫傑(32=ナイキ)は、1万メートルで28分19秒31を記録した。序盤は後方につけて徐々に順位を上げ、スパートを掛けてフィニッシュ。「最後は余裕を持って上げられた。非常にいい練習になった」とうなずいた。

先月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)では3位に終わり、パリ五輪出場権を獲得できなかった。それ以来となる実戦を終え、「疲労も抜けて、いい形で練習をできている」と近況を明かした。

実業団チームGMOインターネットグループのプレーイング・ダイレクターも務める。この日は自身のレースを終えた後も、トラック脇で仲間たちの走りを見詰めた。来年1月1日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)に向けて、「大胆なピーキングをやっている。緊張感を持って1カ月を過ごしていく」と描いた。