第43回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)は、前々回女王の積水化学が2年ぶり2度目の優勝を果たした。

2年前、3区で区間新をたたき出し、優勝の立役者となった新谷仁美(35)は、今回は5区(10・0キロ)で好走。「選手たちそれぞれが自分の考えで行動して、勝つレースや自分の目標に向かってやってきてくれたからこそ2度目の優勝ができたのかなと思います」と優勝をかみしめた。個人としては31分57秒で区間2位となったが、「総合優勝に勝るものはない」と笑顔だった。

アンカーを任された森智香子(31)は、第5中継所で2位資生堂と1分2秒あった差をさらに23秒広げる快走で、堂々の1位。人さし指を高く突き上げ、ゴールテープを切った。「昨年は出られず悔しい思いをした」と涙ながらに振り返り、「今年勝って来年はゴールドゼッケンを」とかける思いは強かった。大差にも油断せず、最後まで力を出し切り、「またしっかり、来年に向けて頑張っていきたい」と決意。ゴールドゼッケンを胸に、早くも史上9チーム目となる2連覇を見据えた。

 

【クイーンズ駅伝】積水化学が2年ぶり2度目のV 資生堂は連覇ならず4位/詳細>>'});">【クイーンズ駅伝】積水化学が2年ぶり2度目のV 資生堂は連覇ならず4位/詳細>>