中央大が15日、第100回箱根駅伝(来年1月2、3日)へ向け、同大多摩キャンパスで取材に応じ、前回2区区間賞の吉居大和(4年)が2区区間新記録の樹立を目標に掲げた。

吉居大は前回大会でエースが集う2区(23・1キロ)を走り、駒大・田澤廉(現トヨタ自動車)、青学大・近藤幸太郎(現SGホールディングス)とのデッドヒートを制し、1時間6分22秒で区間賞を獲得。22年ぶりの表彰台となる総合2位に貢献し「自分自身の自信になった」と手応えをつかんだが、今季は10月の出雲未出走、11月の全日本3区区間11位。チーム順位も7位、4位と表彰台に届いていない。

ただ、同下旬の八王子ロングディスタンスの1万メートルでは28分1秒02の自己ベストをマークしており「今は8割を出せる状態。この時期でいえば100点」と自信をみせた。今大会は2区区間新記録が目標。「自分の力を出し切ることに集中したい」と意気込んだ。

来年4月からは地元・愛知を拠点とするトヨタ自動車へ入社することも明言。「競技人生の最大目標はマラソンで五輪、世界陸上での活躍」と語り、「小さい頃からトヨタの選手を見てきた。夢を与えられれば」と思い描いた。

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