島人(しまんちゅ)の2年生コンビが、過去最高3位越えを目指すチームのキーマンとなる。国学院大陸上競技部の壮行会が15日、同大の渋谷キャンパスで行われ、沖縄・北山高出身で、中学からの同級生、上原琉翔(りゅうと)、嘉数(かかず)純平が気合を入れた。

昨季7区6位の上原は「出雲、全日本と駒大の篠原さんに負けている。次こそは勝てるように」と打倒駒大に燃えた。昨季エントリーも出走しなかった嘉数は「沖縄勢でも戦えるんだというのを証明したい」と活躍を誓った。故郷は箱根駅伝のテレビ中継がなく、暑さの厳しい土地柄もあって、長距離が盛んとは言いがたい環境。それでも自らの走りで沖縄に駅伝の魅力を届ける気概で、「自分たちが走って新聞に記事を載せてもらって、(駅伝を)沖縄に広げていきたい」。琉球から来た「兄弟のよう」と認め合う2人が国学院と故郷を盛り立てる。【村山玄】

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