駒澤大(駒大)は15日、第100回箱根駅伝(来年1月2、3日)へ向けたオンライン取材会を開き、史上初の2季連続「3冠」へ意欲を燃やした。

エースが集う「花の2区」での出走が有力な鈴木芽吹主将(4年)は自信に満ちた表情で「勝ちにこだわって、2季連続3冠を達成したい」と宣言。目標タイムには、昨季までエースとして3大会連続で2区を務めた田澤廉(現トヨタ自動車)の前回大会の記録(1時間6分34秒)を定め、「そこを目安に走りたい」と思い描いた。

今季の駒大は「昨季の史上最強チームへの挑戦」をテーマに据える。3年時までケガを繰り返していた鈴木は「みんなについてきてもらえる存在になりたい」と過去の経験を踏まえ、一年を通じて安定して力を発揮できるように練習を継続。今季は自身初めて出雲と全日本を2大会とも出走し、箱根本番まで3週間を切った今も「これまでで一番良い練習ができている」と胸を張る。

藤田敦史監督からも「チームのエースが走るべき区間。鈴木は良い練習を積めている」と2区での好走を期待される中、鈴木は昨季まで田澤が示してきた姿を追い求める。

「エースはチームがどんなに苦しい状況でも、1番にもってくる。昨年は田澤さんがいる安心感があった。そういう安心をもたらしたい」

タイムでも、エースとしての存在感でも、先輩を超えていく。【藤塚大輔】

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